ある日、息子が「部活休みたいな」とポツリと言いました。
「あ、そうなんだね。え、なんで?」と聞いてみると、
「今日は行きたくないけど、次の曜日のやつは行ってもいい」
という返事。
ん?なんだそれ?と思い、さらに質問してみました。
「部活を休む、休まないっていうことよりも、
そう思ったきっかけがどこかにあるよね?」
「今日は休みたいけど、次の日は行ってもいい。
きっとそこに何かが隠れてるよね?それってなんだろう?」
「……わかんない。」
そんなやり取りがしばらく続きました。
私たち大人も、何かに対して「嫌だな、やめよう」「なんとなく気持ち悪いな」
そう思うことってあるけれど、その「なんとなく」のまま蓋をしてしまいがち。
でも、本当はその奥にある気持ちや理由に目を向けることが大事。
そこにちゃんと気づくことで、次の選択が変わることもあるんじゃないかな。
今回はすぐに答えは出てこなかったので、
「一度自分の中で、その思いを考えてみて」と伝え、
その時は話をいったん終わらせて、
「次の日にまたゆっくり二人で話をしよう」と言って見送りました。
この思いを言葉にすること。
これってやっぱり訓練でしかないんですよね。
私たち大人もそう。
「なんとなく嫌だ」「なんとなく苦手」
そんな感情の奥には、実は深く根強い何かが眠っている。
でもこれは、部活だけじゃなく、
すべての物事に共通して言えることなんだと私は思っています。

だからこそ、こうやって自分の思いに向き合い、言葉にしていく習慣が、
これからの人生でとても大切になるんじゃないかな。
今日は、そんなことを考えながら、じっくり話をしようと思った一日でした。
댓글